社会におけるインフラと政府の役割
1 名前: 藤原肇 投稿日: 2005/08/23(火) 13:06:46
ローマ人は人間らしい生活を送るために必要だと考えて、インフラの整備をきわめて重要な国家の責務だと考え、税金を払っている以上はその整備は公が担当すべき分野とした。
そして、街道、上水道、下水道の完備と保全に全力をあげ、それがローマ帝国の個性化だったと、塩野七生の「すべての道はローマに通ず」に書いてあり、日本の道路公団を始めとしたインフラの現状が、いかに狂っているかを考える上でとても刺激的だった。
インフラこそが国つくりの基本であるが、ハードでさえこの無様さだからソフトは酷いもので、国として体をなしていないことに気づくべきではないか。

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