協力者求む　「誰も知らない〝第二の安宅事件〟」

1 名前： 亀山信夫 投稿日： 2004/10/23(土) 08:57: 最近、航空便にて藤原博士から「誰も知らない〝第二の安宅事件〟」という記事が届きました。これは『文藝春秋』1983年４月号の記事ですが、既にアップ済みの電子版の復刊本『無謀な挑戦』のオリジナル版に相当するものです。この記事について博士は、「これを読めば私の寄稿原稿が行方不明になったり、森詠氏を通じて編集部に届けたことでズタズタに切られていることが明らかになる」と小生宛に書いてきているように、貴重な記事であることが想像いただけると思います。また、この記事は国会にて小委員会が設立され、真相追求が行われる元になった記事でもあるのです。

この記事を早ければ来月の下旬、遅くとも１２月中旬にはアップしたいと思います。現在、すでにＯＣＲで読み取ってWordファイルに転換してありますので、本の原稿（画像データに転換済み。協力者が決まり次第後に通知）と照らし合わせ、誤認識個所の訂正をしてくれる協力者を１名募ります。〆切ですが、訂正していただいた後に数名で原稿とWordファイルを照らし合わせてチェックする時間も必要なことから、１１月１５日（月）までに責任を持って１人でやって頂ける読者を募集します。なお、ホームページ【宇宙巡礼】はボランティア組織ですので報酬は付きません。藤原博士の思想に共鳴する方に手伝っていただければ幸いです。分量にして１万８０００文字弱です。記事とＯＣＲソフトとの相性が悪いため、認識率は良くない方ですので、訂正に少々時間がかかると思います。

以上、皆様の応募をお待ちしております。なお、今後も認識率のよくない記事を中心に、訂正作業を皆様にお願いする機会が増えると思います。その節はご協力ください。

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2 名前： ヒロイエ 投稿日： 2004/10/26(火) 10:16: この記事の原稿が読めるとは思いませんでした。
20年前、就職活動していた時、赤坂の会社に面接で呼ばれ、
担当者のあまりの無礼さに、少しこの話を持ち出したことろ、
答えられず、おろおろし、最後には居直られた記憶があります。
数年後、就職した後輩殻聞いた話では、藤原さんは三菱の使い走りで
あるとのコメントが統一見解として広まっていたようです。
そういえばこの会社もありません。

この原稿のその後の流れは、どこかのスレッドで語られていたと思いますが、
記事の対比は大変今日関心があります。どこが都合が悪かったのか。
なぜ、これが記事になったのか。会社の複雑な流れを感じ取りたいものです。
3 名前： 亀山信夫 投稿日： 2004/10/26(火) 14:11: なるほど、そういうことでしたら一日でも早く目を通したいでしょうね。小生としてもＯＣＲの読み込みを終えていますのでヒロイエさんのために早くＨＴＭＬ化したいのは山々ですが現在本業に追われており、当面は着手できそうにありません。来年早々にでも着手するつもりでそれまでお待ち願います。

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4 名前： ヒロイエ 投稿日： 2004/10/27(水) 08:36: この原稿は藤原さんが、もっていたものと思いますが、
藤原さんのメディアへの第一歩はなんなのでしょうか。
聞いてみたいものです。
私の記憶では、今はない週刊誌に、奈良県御所市生まれの大阪生まれである
(ここわかります？わざと書いてます）
通産官僚出の作家との対談と記憶しています。
5 名前：数太投稿日： 2004/10/27(水) 14:51: それは読んでみたいと思いますが、たしか石油危機は来る来ないという
話だったと、かって聞きました。
しかし、そこに引っ張り出した人は誰なんでしょう。相当の目利きだとは思いますが
6 名前： 相良武身 投稿日： 2004/10/28(木) 22:26: 久しぶりに、無謀な挑戦を本棚から出して、読んでいます。
第4章に6割が掲載されたとされています。削除された4割については
どうやら実名が絡んだところと拝察します。
ひさしっぶりですので、第5章が、非常にポイントです。
じっくり読み込もうと思っています。
7 名前： 藤原肇 投稿日： 2004/10/30(土) 10:48: #4に関しては通産官僚だった堺屋太一氏との対談で、「週刊サンケイ」に二回にわたって連載されたと思いますが、手元には記事が残っておらず79年頃の感じです。対談が終わった後で堺屋氏が「ゲラは何時できますか」と編集者に聞いていて、そのゲラに数字を付け加えていた様子だったのを見て、なるほど役人はこうやって数字の威力で脅かすのかと感じました。私は数字を並べる人は信用しておらず、54,24%と並べる人は結果を丸暗記しているだけで、私ならおよそ半分という表現の仕方をするようにして来ました。また、この記事はサンケイから出ている英文の月刊誌にも出たが、その雑誌も今は手元にないので提供できません。
サンケイの嫌らしさは熟知していましたが、あそこは「エネルギー」という月刊誌を発行していたので、仕方なく石油問題に関して寄稿しましたが、あの頃は「エコノミスト」や「ダイヤモンド」などの経済週刊誌とか、「世界週報」や「國際開発ジャーナル」にもよく登場したが、一部著書に収録しただけで雑誌は散逸しました。
8 名前： 亀山信夫 投稿日： 2004/12/06(月) 07:37: 『文藝春秋』1983年一月号に掲載された「誰も知らない〝第二の安宅事件〟」をアップしましたのでお知らせ致します。
http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/

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9 名前： 藤原肇 投稿日： 2005/06/07(火) 15:51:08: 最近「戦後の十大名著」のスレッドで論じた本に、吉松安弘の『東条英機暗殺の夏』がありますが、さすがに映画のシナリオライターの著作だけのことがあって、描写が生き生きとして映画を見ている感じを強く持ちました。実はこの本を20年近く前に読んで大いに啓発され、『文芸春秋』に「誰も知らない第二の安宅事件」として発表した記事をまとめて、『無謀な挑戦』に書き直していた当時の私の気持としては、これを誰かが映画にしたら言いと思いながら、一種のドラマの形でまとめたという思い出があります。
当時の日本では松本清張が安宅事件を描いた「虚ろの城」が映画になりましたが、私には「ドームゲート」のストリーの方がはるかに壮大で、ハリウッドなら凄いドラマ映画を作るだろうと思い、内心でワクワクした気持を抱いていたものですが、誰も映画にしようという企画を持ち込まなかったので、とても残念なことだと物足りなく思っていたものです。そのために英訳の企画も進めていたのですが、そうした裏話についてはおいおい書き込んでいくことにしましょう。
10 名前： ヒロイエ 投稿日： 2005/06/17(金) 16:17:55: それで納得がいったのですが、日本の危機　１４３ページにある図表が
英文で書かれていたのですね。
当時から、この邦文は無謀な挑戦にありましたが、なぜ、英文のが
あるのか疑問に思っていた次第です。
また、同書を読んでいて、ドラマ仕立てと感じてはいました。
11 名前： 藤原肇 投稿日： 2005/09/23(金) 01:31:53: この記事は『無謀な挑戦』に収録してあるし、その電子化は完成しています。また、倉庫の奥深く入ってしまったが、無謀な挑戦の電子化というスレッドには、次のようなことを書いたことがあります。以下引用<2 名前：藤原肇投稿日： 2003/07/17(木) 14:17

「無謀な挑戦」は「財界にっぽん」八月号の弁明に書いたように、１９８３年４月号の「文芸春秋」に活字になった、「誰も知らない第二の安宅事件」という記事がベースで、八月号の対談相手の佐藤肇さんが余りに熱心だったから、私も本腰を上げて調査報道に取り組んだことにより、最終的に一冊の本になったのであるし、国会で通産大臣が謝罪するまでに発展したのです。
だが、文芸春秋で活字になる前に色いろと妙なことがあり、それが日本のメディアを包む不明朗な状況を示し、この事実を明らかにするのが必要かも知れません。実は原稿を２回も寄稿したのに返事が無かったので、どうなったかと編集部に照会の手紙を書いたら、受け取ってないという返事が暫くして来ました。最初の寄稿の時から半年も時間が経過しており、仕方なく三度目の寄稿をすることにしましたが、それでも返事が無いのでこれはいつもの手だと考え、友人でジャーナリストだった森詠さんに原稿を送り、これを文芸春秋社の西永さんに届けて欲しいと頼みました。西永さんは最初に「文芸春秋」に登場したときに、編集次長として私の記事を拾い上げた人です。
文芸春秋社には伝統的なリベラル派がいる他に、内調と密着した田中健五の反動系列があり、その二つの勢力争いの存在を知っていたので、内調系列が私の記事に妨害を加えているなら、西永さんから編集長に直接届けてもらい、突破口にしようという戦法を私は考えました。活字になるだいぶ前にアメリカに来た財界人が、「藤原さん今度は凄いことを書いたね」と言ったので、何のことか分からず目を白黒したのですが、その人は記事を既にゲラで読んでいたのです。重大な内容の記事はゲラを作って売る商売があり、私の記事もそれにやられたらしいと分かったが、それからかなり経って記事が活字になったとはいえ、文章はズタズタに裁断されて続きが悪いので、削ったのが丸見えの無様な記事としての掲載でした。
だから、佐藤肇さんは不審に感じて長い国際電話を掛け、より詳しい事件の内容を知りたがったのですし、同じように「週刊ポスト」はゲラを私にくれたのに、雑誌には活字にならなかったようなことまであり、この事件は政府と役人と財界が抹殺するために、全力を上げたというプロローグがありました。後はこの本を読めば全部書いてあるし、映画に出来るように工夫して纏めましたが、低迷している日本の映画界はそれを実現するほど、優れた人材と企画力を持ち合わせませんでした。>
実は20年近く前にこの本の英訳を試み95%完成したのですが、北米に20年以上も住む日本人大学教授と契約し、彼に翻訳の仕事をやらせました。完成したものをアメリカ人の編集者に見せたら、英語がフローしていないのでりライトが必要といわれ、そのせいでお蔵入りのまま時間が過ぎています。「無謀な挑戦」を執筆したときに思ったのは、この物語はハリウッドで脚本化して映画にしたら、ドラマチックな映画になると考えたので、それを頭に入れながらストリーを展開しました。そんな私の意図を読み取った人がいますか。
そして今もなをこの考えを持っていて、いつの日にか誰かが映画化するだろうと夢見ています。

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