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ロスの日米文化会館騒動に見る日系コミュニティの混迷
1 名前: 亀山信夫 投稿日: 2003/06/01(日) 05:02
「ロスの日米文化会館騒動に見る日系コミュニティの混迷」をアップしましたのでお知らせ致します。在ロスの藤原ブッククラスターは、藤原博士を囲んで情報・意見交換を行う機会が多いとお聞きしております。在ロスの藤原ブッククラスターの皆様の日米文化会館騒動に関するご意見をお願い致します。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/link.cgi?url=http://www2.tba.t-com.ne.jp/dappan/fujiwara/article/nichibei.html


ホームページ【宇宙巡礼】管理人・亀山信夫

2 名前: 小暮綱雄 投稿日: 2003/06/01(日) 16:57
毎々叙勲の新聞記事を読むたびに破産しかかっている日本国から今更勲章を貰って
何が楽しいのか理解に苦しむところがありましたが、アメリカの日系社会にまで
勲章病の及んでいる由拝読して一驚させられました。
国の成績の如何全く問われず、ただ世襲的配給的に割り振りされるのは何なのか。
大東亜戦争敗色濃い末期時に「こんなに戦争に負けているのに今更大将でもない」
と井上成美が固辞したら、米内光政にそれでは陸軍より人数が一人減るから同数で
ないといけないと云われ、渋々井上は最後の海軍大将になったとか。
勲功あっての勲章のはずが当に世襲化、利権化され、そんなものにありついた
ご当人たちは何が嬉しいのか、凡人にはとても理解し難いですね。
日本史に燦然と輝くような古事記をものした太安麻侶すら五等どまり、
俺は和気清麻呂を超えたとか、坂本竜馬の上だとか云いたいんですかね。

3 名前: 相良武身 投稿日: 2003/06/07(土) 00:19
相良です。結局、こういうものにこだわるのは、なにかしらの
負い目があるからではないでしょうか。
例えば、出身とか、今までの行いとか、なんでもです。
金は、手段を選ばずに作ることが、できますが、勲章は
金ができれば、つぎに欲しいのは、名誉と称する物なのでしょう
典型的なのが、大学の名誉教授ときいています。
元教授とか、前教授では墓石に刻めないのだそうで、
名誉教授はきざめるので必死になるときいたことが
あります。
わたしは、結局、何かしらの策を講じて、人の上に無理矢理立とうとするけど、
その場合、何らかの組織に帰属した地位にしか着けないわけで、
永遠にその地位に入れないわけで、その最後の砦なんでしょう。

話は、変わりますが、昨日某大学の産婦人科の教授の停職が
発表されました。ところが、同日宮内庁信用組合の合併延期の
報道が小さく行われています。話題は皇太子を隠れみのに
大きな不正が消されたのではないでしょうか。
報道によれば、合併前日のよるに突然の延期、それも公表されないままときて
この日です。
そして、そのまえから、くすぶっていた第二子の報道
なにか、あるとしか思えません。

4 名前: ところてん 投稿日: 2003/06/09(月) 20:23
福沢諭吉の叙爵拒否は有名ですが、
叙勲制度の全てを否定するのはどんなものでしょうか。
私は叙勲を人間を階級づけるための制度ではなく、
良きもの善き行い、それらの理想をペッグする為の制度だと思っています。
現に効果は一代限り、
戦前の叙勲制度でも子孫による返上は珍しい事では有りませんでした。
刑法の上に叙勲制度があるのは屋上屋を課する感があるやもしれませんが、
強制力の有無だけが規程する動物的行動だけが通る社会よりも、
伝統や信頼という要素を持った社会の方が、より豊かではないかと思うのは、
私だけでしょうか?

5 名前: 小暮綱雄 投稿日: 2003/06/10(火) 09:09
ところてん様へ
勲功あっての叙勲の制度ならいいでしょうが、無関係に権力者が手なずけの道具と
して乱用し、各業界への統制の小道具となっている事態を指してこれではつまらぬ
と云っているわけです。
世界中どの宗教でも死んだら神様の天秤にかけられて天国地獄へ振り分けられること
になっていますが、叙勲の制度もこの神様方式を模したものでしょう。ただ人間は宇宙の
法則を整然と運行している神様の真似は出来がたく、大日本帝國の崩壊間際に大将を量産した
歴史にある如く、体制保身の小道具に乱用されることがあります。債務超過なのに健全経営の
監査報告を書く会計士のような真似を国がやることはないのではないでしょうか。
落ち目の時は落ち目という勇気を持つべきであります。
その意味で常勝報告のような叙勲制度は廃止すべきであります。
いかがでしょう。

6 名前: 藤原肇 投稿日: 2003/06/10(火) 11:28
生存者叙勲の酷さは目にあまるものがあり、財界や政界で勲章目当ての老害がはびこって、勲章が権力者による一種の買収手段になっていることは、多くの人が実際に目撃しているところです。
しかも、「平成幕末のダイアグノシス」の第七章で指摘したように、後援会組織をインサイド取引の舞台に使い、カジノ経済を招いて日本経済を破壊した中曽根康弘が、最高の勲章である大勲位を受章した事実は、リクルート事件で「巨悪」と呼ばれて自民党を離党し、国民から顰蹙された男の公的デコレーションでした。
感情論で勲章の是非を論じる以前の問題に、閣議による叙勲基準があることに注目すれば、首相や衆参両院議長が勲一等瑞宝章であり、大臣を始め官房長官などが勲二等瑞宝章で、国会議員や県知事と大都市の市長が勲四等瑞宝章といった具合に、政治家が自動的に国家功労者に認定され、受勲するインチキさはお手盛りの贈収賄です。
女をカネで囲った事が発覚して辞任した宇野や、売春防止法違反で警察に捕まった前科を持ち、日本の憲政史上で最低といわれた森が自動的に、勲一等瑞宝章になる勲章制度というのは、全く形骸化して無意味なものだと思います。

7 名前: ところてん 投稿日: 2003/06/10(火) 22:40
藤原様、小暮様
宮澤賢治の小話で、
仰々しく胸からチョコや砂糖菓子で出来た勲章をぶら下げた大将を、
戦地で空腹の兵隊たちがおだて上げ舞い上がらせた挙句に、
残らず食ってしまうというのがあるのを思い出しました。
勲章を全て食われた大将が泣いて終わりと言う落ちだったように思います。
明治時代に始まった叙勲制度は王権神授説に基づいた西欧式のものというより、
そもそもは明治維新で幕府を倒した青二才が新しい秩序を自他共に納得させる為に、
無理に奈良時代に溯って作り上げたものという由来があります。
従って神に代わって社会を規程するという崇高な目的から出るのではなく、
そもそもの初めから極めて政治的人間的なものだったのではないでしょうか。
同じ従二位だからと言って近所の神社と叙勲者とが、
全く同じだとは誰も考えないと思います。
政治家の叙勲については戦前の新聞でさえ揶揄していた種類のものですから、
叙勲局(?)が政府の一組織である以上は致し方ないのかもしれません。
免罪符のように貰っただけで来世まで保障するなんて事もありません。
ただ毎年ほぼ必ず一定数が支給されるというのはノルマのようで違和感はあります。
金で買う人、政治力で貰う人、それと学術や善行で貰う人、
これらの区別が一緒くたと言えば一緒くたですが、
勲章制度を良く見れば全く一緒という訳でもありません。
それと女からみで政治家の毀誉褒貶は測れないと思います。
むしろ個人の行動で諸外国に付け込まれかねない隙を与えたという事が、
責任を問われるべきでもあるし後世の戒めにすべき事でもあると思います。
能力ある人の欲望や野心が勲章制度内で収まるならば、
これはこれで良い事だとも思います。

8 名前: 相良武身 投稿日: 2003/06/10(火) 22:44
相良です。叙勲にあたって、かって県立の図書館の地域資料のコーナーを
眺めていて、ふと目に付いた書籍がありました。
それは、何代かまえの知事の叙勲にあたっての申請書だったと思います。
厚さは2センチぐらいはあったと思います。
内容は、忘れましたが個人の略歴がずっと書いてあったと思います。
話ですと、交通違反があっても、叙勲の対象から外れると
聞いたことがありますが、もし事実なら、政財界の人間が必死になって
何でも隠そうとする理由が分かるような気がします。
たとえば、自分が引退し、叙勲の対象になったにもかかわらず、
かって所属した会社の何代か後の人間の不祥事がわかり
もらい損ねた人間がいたはずです。
そういう制度自体が、むちゃくちゃではないかとおもいます。

話は、少しずれるかもしれませんが、かって中学生の頃、
女子中学バレーで有名な教師から聞いたことがあります。
常勝のチームだったころ、優勝できなかった代の人間は
OB会でも小さくなっている。いくら自分が前に出ろといっても
遠慮しているといっていたことを思い出します。

女性でもそうとすると、ここで思い当たるのが、男の嫉妬はもっと
ひどいでしょう。ここで、ゲイの世界とつながるわけですね

9 名前: 藤原肇 投稿日: 2003/06/19(木) 15:33
生存者叙勲の弊害は「巨悪」の中曽根が大勲位になったり、首相になれば破廉恥漢でもバカでも勲一等瑞宝章を貰い、全く実体と名目が乖離していることは間違いない。記事の取材中に確認したが叙勲申請が利権になり、推薦の礼金が数万ドルだということは書いたが、「羅府新報」の記者から聞いた驚くべき話としては、推薦書類を書くことが日米文化会館の利権化して、それに関連してかなりのカネが動いただけでなく、最後には書式を知る事務局長だか秘書室長だかが,自分を叙勲候補者として領事館に推薦を申請し、勲章を貰ったという信じられないような話まであった。

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