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「ジャパンレボリューション」について
1 名前: 青野誠真 投稿日: 2003/09/29(月) 10:01
「アメリカから日本の本を読む」(88年)という本がありましたが、
あのもう終わりのページあたりで「それは、われわれの祖父や親父の
世代が生命を賭けて守ろうとした国体の問題だ」と書いておられます。
これは「ミカドの肖像」を書いた猪瀬さんにやってくれと藤原さんが
テーマを提示しているくだりです。
でも本来これは藤原さんがおやりになるべきものです。
日本浪漫派が好きで、その研究者だった橋川さんを慕って明治大学に
入ったという猪瀬さんでは底が知れているからです。
藤原さんにこそやっていただきたいテーマです。
「ジャパンレボリューション」でなんとなく軽いなぁと思わせられた
のも、ここをスルッと逃げているからでしょう。
今の時代は江戸幕末期や大日本帝国時代のような啓蒙期でなく、
敗戦60年経っていまだに半独立国時代だということです。
民権と博愛という軸だけでは回天軸として不足ではないでしょうか。
分裂病的な国体観で苦しめられた父祖の時代を超えた国体像を、
ぜひ藤原さんにやっていただきたいと懇願いたします。

2 名前: 藤原肇 投稿日: 2003/09/30(火) 10:05
大都市以外はレストランが無くバーとピッツァ屋だけで、ピッツァの食べすぎで胸が焼けて苦しみ、シシリー疲れと言うか意欲も体力も衰えて、十日ほど病床に臥し鬼の霍乱に似た30年ぶりのダウンを体験しました。その間は書くのも読むのも考えるのも嫌で、まるで今の日本人みたいになってしまったと自嘲したが、昨日から食欲と視力が回復し始めたのを生かして、10日ぶりインターネットを開いたらこのスレッドが目に入りました。
そして、「ジャパン・レボリューション」が出版されて半年経ったのに、誰も本の内容について意見や批判を展開しなかった理由が、スレッドが「ジャパニーズ。レボリューション」となっていて、そこに問題の原因の一つがあったらしいと気づくと共に、青野さんの軽いジャブがあってそれが作用したらしく、批判に対しての反批判を書かなくてはいけないかなと言う気持ちを生み、倦怠感で沈んでいた気分にやる気が芽生えたらしく、元気剤を下さった青野さんに感謝したく思います。
しかし、国体の問題は「国体について」というスレッドを立てて、ゆっくり料理するのが良かろうと思います。書き屋である猪瀬直樹の如何わしさを知っているので、書けるならやってご覧と言う含みを読み取っていただければ、猪瀬ならこの書評が「褒め殺し」の一種だと感じ取り、警戒したに相違ないという印象を持っています。また、取材を担当した岩瀬達哉を評価した記述が、確か「経世済民の新時代」や「夜明け前の朝日」にあったはずだし、
「アメリカから日本の本を読む」の書評「ミカドの肖像」中に、取材スタッフへのクレディットを記しておいたと思います。とりあえす書く気が出てきたので先ずは、「ジャパン・レボリューション」の「まえがき」に密着していて、大事なテーマだのに長らく議論が途絶えていた、「国旗の精神分析」のスレッドに議論の場を蘇らせ、そこに「ジャパン・レボリューション」とか「国体について」の基盤になる、足場を作ったらどうかと考えて作業を進めます。
これは私のとりあえずの予定ですが、「宇宙巡礼」は脱藩道場の尊家者の発言の場ですから、皆さんは自分のやり方で好きなスレッドで、発言したり議論をされたら如何かと考えます。

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