「創造と破壊について」
1 名前: 西條謙太郎 投稿日: 2005/02/03(木) 07:38:20
 不増不減の大極の中で見れば、虚世界のゆらぎの動きを
源として生まれ、大きく渦巻いている今生の宇宙は、始
まりと終わりを持つ一つの小さな生命体そのものであろう。

その小さな宇宙の極一点である地球の上で展開される人間
の営みは、この宇宙の諸行無常・生々流転の定めの反映に
他ならない。

「創造と破壊について」は、スレッドを改め、シュンペンター
が論じた経済社会の領域だけでなく、ホロコスミックスの核心
や、生命知としての場の論理の討議も視野に入れ、次元と視点
を高く持った、薫り高い討議の場として再出発させたい
と思います。 よろしくお願いします。
西條 拝

2 名前: 藤原肇 投稿日: 2005/02/03(木) 09:08:52
シュンペンターの著作や私の最近の本を読んだ人なら、「創造的な破壊」や「創造と破壊」は単純な二項対立ではなく、破壊の中に創造の要素があり、創造の中に破壊の要因が胚胎していると理解しているはずです。これは易における陰陽関係にも対応しおり、陰の中に陽があり陽極まれば陰になって変化する、相乗作用による二卦から四卦を経て八卦へ、そして、最後には六十四卦にと移行して変転します。この変化における相の展開に注目すれば、張さんが主張していた動態幾何学に繋がり、とてもいい頭の運動として訓練にもなるので、その辺から議論を始めたら如何かと思います。

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