[創造的破壊]信奉の愚
1 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/01/21(金) 13:45
今から四半世紀も前に死語と化しているタイトルのカッコ内の言葉ですが、にもかかわらず極東の何処かの島国の一部の知的サークルにおいてはありがたがって用いられ実社会でその有効性を信じられているふしがあります。しかし全てを壊してしまって最初から作り始めるという事が果たして懸命なことなのでしょうか。それらは時間を食うばかりでなくどうしてそうなったのかという検証を安易に放棄する安易さに結びつくことになりはしまいか。だからこそ近年では<脱構築>
などの新たな理論、概念がアカデミズムでも産み出されているはずです。フランスでも革命はメリットよりデメリットの方が多かったと主張され始めているそうですがこれは社会の保守化と関係はないと思われます。そもそも破壊と想像が一対になっている時は独裁状態になっていることのアカシである。以上が中尾宣孝という某ものかきが主張していた内容をわたしが換骨奪取してあらわしてみました。(因みに中尾はスポーツ関係の物が専門です。)上手く伝わり議論のネタになればよいのですが。
ところで以前スレッドを立てた[公安調査庁スパイ宮崎学]は皆様の関心を全く引かなかったようでとても残念です。落合宣彦やベンジャミンフルフォードよりもはるかに語るに相応しい事柄であると私には思われたのですが。[参加者が質問すれば講師が丁寧に答えるのが当たり前だと思っている]と野田氏に指摘されてしまい再び提言をし直しましたが、何か不味いことでもあったのでしょうか。先日<夜明け前の朝日>をよんでいると元朝日新聞記者の故鈴木記者に関することで公安と結びついているのではないかと藤原博士が鈴木記者に疑問を抱き絶交したと記述を読み公安とは警察の方か調査庁の方か知りたくなりました。
スパイ行為の放置こそ欧米でも南米でもアフリカ、中東、オセアニア、全アジアでもそれが物事の弱体化につながるのであれば対処されるのではないか。最後はやや話が外れました。

2 名前: 藤原肇 投稿日: 2005/01/22(土) 14:07
このスレッドの題のつけ方が実に独り善がりで愚かであり、このような決め付け方を題名にする限りは、建設的な議論の発展を期待できないと危惧します。問題提起ならむしろ「創造的破壊について」とすべきであり、最初からあることを「愚」と決め付けてしまえば、それをまともに受け止めることが難しくなります。
シュンペンターのいう「創造的破壊」に近似した概念が、私が「理は利よりも強し」の英文題名に使っている、フランス語の「Deconstruction」に由来するdeconstructで、その意味については正慶先生と「ジャパン・レボリューション」で論じています。
日本語で脱構築と訳すデコンストリュクションは、「目に見えている現象や構造に対して、内部から関係を差動変化することにより、新しい機能を持つものに改変する営み」を指します。

3 名前: ナニワのダルマ 投稿日: 2005/01/24(月) 22:14
「創造的破壊」とは「破壊」という言葉を用いた逆説的な生命論的アプローチだと理解しています。すなわち本来、我々の社会・生活をより豊かにより便利にするような一面を備えていたツール(道具)としての制度が外部環境の変化に適応(差動変化)不全をきたして正常に機能しなくなっているから。どんなに人間が作る技術が発展しても「場」しての自然のうえに文明を築いている以上、「理」に背いても長続きしない。別にこの近代社会の仕組みそのものを否定するといのではなく、この社会が自然のサブシステムとしての文明、文明のサブシステムとしての産業社会その下位次元としての国民国家と言う風に一連の生成過程を捉え直していくと如何に部分としての組織に帰属する人々の自意識が過剰になって変革を阻害しているのかが伺えるのでは。「虚妄からの脱出」の6章「日本の教育制度とプロシア精神の亡霊」P131

  <引用>
 必要なことは制度そのものを作り変えることではなくて、現在全く機能していない部分をスムーズに動くようにすることであり、日本と世界の格差が縮まる方向で日本の教育制度を検討しなおす必要性である。

 ちなみに上記に「道具」と書きましたが具体的には技術的側面を含めた官僚制度や擬似官僚制の誤用を意味します。

4 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/01/25(火) 11:30
スレッドの起立が二つ目にしてようやく話題が出てきた事を嬉しく思います。またその一方で藤原博士は私の題名の付け方に対してややご立腹のようですね。体制や定説が覆る時というのは体制内、その定説を打ち出した側からの営みによって覆されることが多いというところでしょうか。それに必要な物事を見るという行為も物理的な距離感や立ち位置よりも心理的な遠心力(突き放して眺める)が重要でありさらに問う側と問われる側の関係は常に流動的であるるというのも念頭に入れておくべきでしょう。ところで以前も、1で述べているように野田氏に提言の仕方が悪いと批判を頂きその後再び投稿しましたが何等の議論も起きずとても残念だったと同時に論法の下手さ加減は解かったとして話の内容について全く触れようともしないことが奇異でした。論じ方が内容を上回るという事なのでしょうか。それともこの話題(宮崎公安スパイ事件)に対して触れたくない事がありそこから目をそらす為の意図的なスレッド潰しだったのでしょうか。

5 名前: 奥城屋 投稿日: 2005/01/25(火) 11:56
私自身、宮崎学氏について何ら情報をもっていないので、
書き込みをしておりませんが、基本的に、ギブアンドテイクで考えるならば
最初に、ご自身で表題に対する主張とそれに対する自己の根拠(証拠ではなくても
かまいませんが)を示してもらえれば
それなりに、同意、批判等が出てくるのではないでしょうか。
また、「公安調査庁スパイ宮崎学」として、氏が与えたディスインフォーメーションの
とは何か等を示してもらえないといつまでたっても前に進めません。

6 名前: 野田隼人 投稿日: 2005/01/25(火) 12:43
しゅがーれいさんのスレッドに限らず、12月1日以降レスがつかないスレッドは全て過去ログ倉庫に移す旨、予め皆さんに前もって掲示板でお伝えしています。これで「それともこの話題(宮崎公安スパイ事件)に対して触れたくない事がありそこから目をそらす為の意図的なスレッド潰しだったのでしょうか」への回答になったでしょうか。

7 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/01/25(火) 13:00
私が宮崎学の件を知ったのは書店に陳列してあった<公安調査庁スパイ工作集>という題名の小冊子のような本を偶然手にとって読んだことからで宮崎と付き合いがあるわけでもなければ作家として興味があったわけでも全くありません。社会批評社という聞いたことも無い出版社から刊行されていたその本は表紙も何処か軽薄な感じに見え胡散臭いと思いましたがその後ごこの件に関する様々な情報が噴出すると同時に最終的には宮崎学自身がスパイ行為を認め彼が属していた様々な運動体(政治、市民等)を追放されその一方で彼と交流のあった著名人達や大手マスコミは沈黙し続け現在に至っております。マスコミ人の諜報機関との私利私欲からの取引の発覚はさほど珍しくはないのかもしれませんが、その当事者の知名度と肩書きや交友関係の広さを考えても無視されていることが不思議であると同時にマスコミ関係者内に見て見ぬふりがいつ
にか[この程度ならやっても構わない]という黙認に繋がることを少しばかり危惧しております。

8 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/01/25(火) 13:26
野田さんお返事頂きました。過去ログ行きの点は疑問に思っていたことではありません。ただマスメディアの人間に対する様々な批判や議論が多いこの掲示板でくだんの内容についてはやはり反応が悪いということと野田さんのご指摘がなるほどと理解しつつその後全く誰からも参加の無いのが私のなかであらぬ疑惑を抱かせたのやもしれません。
それと1の8行目の[そもそも破壊と想像が]というところの<想像>は<創造>の誤りであり(ご覧になった皆さんは当に気付いておられるでしょうが)7の9行目と10行目の[いつにか]というのは[いつのまにか]の表記誤りです。訂正します。

9 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/01/25(火) 13:49
言葉というのは様々な解釈が成り立つのはナニワのダルマ氏の意見からも伺えますがしかし熟語の字面からだけである程度その意味判断するのは愚かなことでしょうか。これはやはりその語句を用いている人々に問題があるのでは。もっとも言葉だけでなくあらゆる事象にはそこに秘められているものがある場合解読するのは難しい。ただ潤滑に作用させるということと、破壊という熟語はやはり結び付けて思考するのは無理がある。

10 名前: 花山正明 投稿日: 2005/01/25(火) 17:06
部落出身を売り物にした宮崎学とか言うヤクザ系の文士の正体が、公安のスパイかどうかと言うテーマに興味を持つ人がいたにしても、それは田中真紀子や加藤紘一が北京の紐付きだとか、安倍晋三や小沢一郎がCIAの手先らしいという疑惑に較べたら、日本にとって全く取るに足りない問題だと思う。そんなことの議論は2チャンネルに任せたらいいのであり、宇宙巡礼はもっと身のあるテーマを論じる場にすべきであると思う。

11 名前: 藤原肇 投稿日: 2005/01/28(金) 03:05:40
どの本で論じたかについては失念しましたが、若き日の中曽根がCIAでトレーニングを受けて、SAIS(国際問題研究所)のセイヤー教授に、英語の論文を代筆までしてもらったたことなどで、完全に諜報機関のジャパンハンドラーに操られたと報告しました。そんな程度の男がこの国では首相でした。また、「情報戦争の時代」には田中健五が内調の手先として出世し、「諸君」「週刊文春」「月刊文春」の編集長を歴任し、文芸春秋の社長として君臨したこともレポートしています。
しかし、この件を誰も掲示板はおろかメディアでも論じず、日本がメチャクチャな国になってしまったことを思えば、花山さんが言うヤクザ出身の宮崎が公安のスパイだったということは、たいした問題ではなかったはずだと思います。
念のために付け加えれば、「突破者」「不逞者」を始め宮崎の本は十冊ほど資料として書庫にあるし、「キツネ目のスパイ宮崎学」も保有して多少読んでいるが、幼稚な内ゲバ的なタコツボ的な内容だったために、半分も読んでいなかったことが分かりました。
私は「賢者のネジ」に対談を収録したように、大杉栄が後藤新平のクサだったことや、野坂参三が四重スパイだったことの方が、歴史的にはるかに興味深く思われるのであり、宮崎学や落合信彦レベルの売文業者について、宇宙巡礼で深入りする必要はないと思います。

12 名前: 児嶋孝之 投稿日: 2005/01/29(土) 20:12:18
落合莞爾さんは日本国は横田(米軍基地)幕府だと云っておられるが、
その通りで、それならばCIAで訓練された「愛国者」が首相になるのも
道理だし、右翼やヤクザの頂点にいたとされる児玉氏にこれまた、
アメリカの息がかかっていたのもうなずけることですし、
長く京都のフィクサーと言われた某氏がCICの訓練を若い日に受け、
その後暴力団を背景にのし上がっていったと言う構図も、図式通り
であります。なんでも反対の共産党を組織拡大させた野坂氏が
アメリカのスパイだったという説も当然うなずける所であります。
この流れで現下の小泉内閣の姿勢にも延びてきているので、
別に「日本はメチャメチャな国になってしまった」と今更嘆いて
見る必要もなく、敗戦の当然の帰結としてそうなっているんだと
いうだけではないでしょうか。

13 名前: 藤原肇 投稿日: 2005/01/30(日) 16:06:13
児島さんは遂に石原慎太郎が横田基地の返還を叫んだり、横田幕府と言ったりしたことのネタ元として、落合氏の本を読んでアイディアを盗み取り、それを自分の発想のごとく言いくるめていたことを見抜きましたね。お見事です。拍手を送ります。
石原にはそんなことを考えるような頭はなく、ある人物が落合氏の本を読んでアイディアを盗み、それを慎太郎に吹き込んだことを知っていましたが、誰かがそれに気づくだろうと長い間待っていました。やっとその人が登場したので嬉しい限りです。
小泉にしても石原にしても頭の中は空っぽであり、権力に接近して木偶の坊を操ろうとするペテン師が、適当にアイディアを吹き込んで使う傀儡だのに、バカな国民の多くはポピュリズムと勘違いして、高い支持率を与えているのが昨今の日本です。

14 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/02/01(火) 11:47:59
宮崎学が公安調査庁のスパイであったこと以上に極秘文書には宮崎を公安に紹介した連中についても記されていますが極左系の弁護士である三島某や中核派の連中などがそうで実は彼らが関西の有名なヤクザ組織と接点が合ったことが解かっているのです。そこにはあのよど号ハイジャック事件の犯人一家を帰国させることについてお互いが協力するとあり本来対立関係にあるような両者が手を結んでいるというのが私が少なからずこのことに関してき気になったことの一つだったのです。
しかしその後この件と微妙に波長を合わせるような事態がその北朝鮮政府側からと日本国内から発表されるに至り疑問が日々大きくなってきました。日本人の拉致事件に北朝鮮が関与していた事は既に周知のことですがこの北朝鮮の対日工作の起源が第二次大戦後の在日朝鮮人帰国運動でありその背後には日本の外務省と日本赤十字社、さらに国際赤十字までもが関与していたという報告が元朝鮮総連の幹部である張明秀によってなされています。<謀略日本赤十字北朝鮮[帰国事業]の深層 五月書房> 張氏によると帰国運動は勿論北の指示によるものですが日本側にとっても在日の存在は負担になっておりそこに日本赤十字の人間と国際赤十字のナチスの洗脳が解けていない状態での民族差別意識が加わり実行に移されたそうです。国際赤十字に関してはイギリスBBCで今から7~8年前にナチスドイツのユダヤ人虐殺に対して何等の手も打とうとしなかったことの証言を当時の関係者が語っている番組が放送され日本でも流されたそうです。(確か題名は[赤十字の光と影])どなたか御覧になっていませんか。アメリカに限らず陰謀というのはヨーロッパ諸国にも存在しあまりそれが大きく取り上げられないのは何故でしょうか。

15 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/02/01(火) 12:36:52
スレッドの題名と議論がが違うものになってしまい皆さんを戸惑わしてしまっているかもしれません。

[創造的破壊]については[創造]というものそのものが前にあるものえの批判が含まれているのであるから言葉で表現するのなら[創造的継承]が相応しいのではと前途の中尾は語っています。

それと宮崎学については彼個人がどうのこうのということをここで論じるというよりはその周辺の関係者との繋がりとその影響を話題に出来ればと思った次第です。現在は過去ログ倉庫にある<公安調査庁スパイ宮崎学>でも投稿したように極秘文書を持ち込まれながら雑誌に掲載しなかった<噂の真相>や宮崎とつきあいのある佐高信をはじめ大谷昭宏(元読売新聞の黒田軍団)、小室直樹の弟子筋らしい宮台某、東大教授のカンサンジュなどは単につきあいが有るだけでなく共著もてがけておりそこからさらに出版社や新聞社にもその手が伸びているとなると沈黙している理由は何なのか。もっとも宮崎は自分とつきあいのあるオウム信者を公安に会わせてその信者から金をもらっていたようですが。内ゲバといえば簡単ですがNGOやNPOといった市民団体やマスコミまでができたらこの件を外部に広範に漏らしたくないという一致した姿勢を宮崎側の人間ともどもとっているのはやはり日本特有のことなのでしょうか。

16 名前: 村越秀一 投稿日: 2005/02/01(火) 15:15:17
花山さんや藤原さんが書いている通りだと思います。宮崎学が公安のスパイなどという話題は、それより大物のスパイが幾らでもいる事からしても、我々が取り上げる必要はまったくないと気づくべきです。
首相が売国奴だということと、一介の文士が警察や公安の手先だということは、比較になりません。そんなことは他所でやってください。ご免です。

17 名前: しゅがーれい 投稿日: 2005/02/01(火) 18:04:55
以前落合信彦の盗作や捏造、又は<噂の真相>についても当掲示板で語っておられたはずでありその片方の関係者が公安スパイ疑惑につらなっているのに(しかも藤原博士も岡留氏のことはそれなりに評価していた)皆さんのこの件に対する反応はどこか不思議です。みちかにスパイが居た可能性が博士にも有ったのではと思ったのですが。14で北朝鮮政府、スイスと国際赤十字社そして日本外務省の歴史的関係を示しましたが張明秀氏の発表も何処まで真実を付いているか分かりませんが日本の有識者達の反体制、反米思想は北朝鮮―中国―旧ソ連そして実はかつての西ヨーロッパからきていてその発生が指導者がナチスドイツに洗脳されたフランス、スイスといった国々(ドイツは周辺諸国やアメリカの手前影響力を発揮できなかった)も手を水面下で結んでいたとは私のかってな考えでしょうか。
イラクへの米軍の攻撃に反対するためだけに独仏がロシアと中国をひきいれそれらの国も平和のために参加したわけではないでしょう。

18 名前: 野田隼人 投稿日: 2005/02/01(火) 18:17:20
しゅがーれいさん、花山さんのメッセージが理解出来ないようですね。そうであればこれ以上本掲示板での投稿は止め、後は2チャンネルで思う存分やってください。よって、当分は出入りを禁止しますが、解禁して欲しい場合は堂々と本名を名乗った上で、以下のアドレスにメールをしてください。お待ちしております。(メールを送る場合はアットマークを半角にすること)
dappan2004a@infoseek.to

19 名前: 藤原肇 投稿日: 2005/02/03(木) 03:15:27
「創造と破壊」というのは非常に重要なテーマです。それはシュンペンターが論じた経済社会の領域だけでなく、ホロコスミックスの核心とも深く結びついていて、「ジャパン・レボリューション」や「経世済民の新時代」などで展開した議論と結びつくからです。
この「創造と破壊」を二項対立として表層的に見て言葉尻を捉え、それを愚かしいと断罪して設定されてしまったこのスレッドは、問題提起の仕方が感情的で幼稚だったために、その後に建設的な議論が継続しないで脱線したのは当然でした。
しかし、脱藩道場は適塾の精神に従って運営されているし、外に向かって開かれている性格を持つ以上は、実力を持つ人が至らない者をたしなめることは必要で、それが幾つかの発言の登場になったのだと思います。
創造的破壊を含む創造と破壊のテーマは重要だから、さらに議論を深めていくことが必要ですが、この軽率で呪われたタイトルでは魅力がないし、ある意味で掲示板が恥さらしになると危惧します。そこで、新たに「創造と破壊について」というようなスレッドを立て、この醜悪な題をつけられたスレッドは速やかに、管理人の判断で過去のログ倉庫に移すように提案します。

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