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変でしょうか
1 名前: 相良武身 投稿日: 2003/12/03(水) 23:47
最初に、イラクでなくなられた奥、井ノ上両氏に対し、お悔やみ申し上げます。
ここの所、不快なことが多いので、書き込みをしまいと思ったのですが、
この事件の流れの中で、疑問に感じたことを書かずにはいられなせんでした。
なぜ、政府専用機は飛ばないのか、あれは、おおきなおもちゃかと言うことです。
こんな時、真っ直ぐ飛んでいくのが仕事のはずです。
それを、民間機で、ロンドン経由とは事情もあるのでしょうが、納得が行きません。
そして、また、民間機で帰ってくる。とすれば、二人は貨物扱いで帰ってくると言うことです。こんな国にだれが、義や理を通すのでしょう。少し違うかもしれませんが、斎藤博の話を藤原さんが何度かはなされていたことを思い出します。
実際、これは、日本企業においても同じです。成功すれば、上司の成果、失敗すれば
部下の責任、代わりの兵隊はいくらでも、沸いてくると思っている人間が上に立つ限り、
結果は見えています。
ところで、月曜日、メディアは一方で、愛子様2歳の誕生日と言って特版まで汲んでいたところが、あったようですが、井ノ上さんの息子さんも2歳だったのです。これもどう考えますか。同じ2歳でなにもわからない二人の子供の対照性。人夫々かもしれませんが、なんかと思う私がおかしいのでしょうか。
そう言えば、堤教授は停職6月後東大に戻るのでしょうか。昭和大の論文捏造により
教授になった方は、教授をなさるそうですが、本来ならば、岩田隆信さんが教授になっていたはずでした。岩田さんは、脳腫瘍でなくなるのですが、角川文庫から本が出ています。
家庭を顧みず、過ごしてきたが、最後はその家族に支えられ、亡くなられます。読んで家族とはを考えさせられます。
一体この姿はなんなのでしょうか。

2 名前: 川辺京子 投稿日: 2003/12/08(月) 14:51
銃撃されて犠牲になった日本大使館の車のわきを、直ぐ後に米軍の車の列が通過したそうです。爆弾ではなく銃撃されたそうですから、米軍が見せしめにやった可能性があるのに、日本の新聞はなぜ調べないのか不思議です。
死因を正しく調べないで、お葬式のことばかり日本では騒ぎ立てますが、なぜ死んだかについて知らなくて良いのでしょうか。とても不思議です。こんな軽率なことでいいのでしょうか。
日本では毎日百人近い人が自殺していますが、この人たちが自殺しなければならない大きな原因として、銀行が融資をせず貸剥がししていると言いますが、それが死因だとしたら政治が悪いのではありませんか。
イラクで死んだ人だけが優遇されていて、政府専用機を出したり盛大な慰霊祭をしてますが、その百倍の死者が国内で毎日記録されているのに放置されています。
イラクで死ねば英雄として官民あげて讃えられるが、国内で自殺した人は蔑視され社会というのは、どうみても戦前の軍国主義の時代みたいで、狂っているのはどっちかと言いたくなります。

3 名前: 高麗郷太郎 投稿日: 2003/12/16(火) 06:07
フセイン元大統領が拘束されたというニュースの裏で、行政調査新聞の松本主幹が奥克彦参事官と井ノ上正盛3等書記官殺害の真相の追求を開始してます。二人の日本人の外交官殺害の裏に何かあるなと思ってますが、松本氏が明日発表するという記事が楽しみです。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/link.cgi?url=http://www.gyouseinews.com/foreign_prospect/dec2003/001.html
わが国外交官殺害事件の深奥には、日本が本当に衝撃的攻撃を受けるというプログラムが存在しているのだ。そのプログラムは、今世界中で起きているさまざまな事件を順を追って解読していかなければ読み取ることができない。これを読み解いたときに、「東京の最深部を狙ったテロ攻撃」の意味が理解できる。それは俗に言われているような六本木ヒルズ攻撃や東京湾洋上テロなどではない。背筋がゾッとするような――まさに身も凍る恐怖のプログラムが作動し始めている!!

4 名前: 藤原肇 投稿日: 2004/02/10(火) 15:19
イラクで斬殺された日本人外交官の死因に関して、河辺さんが疑問を呈してから大分経ちましたが,その参考になる資料を今日の夕方に入手しました。日本から「外交官斬殺事件の真相と背景」(木村書店)という本が届き、目下のところ半分まで呼んだ段階ですから、読破した後で明日また書き加える予定でいます。
「序章」に「事件の捜査の基本は、可能な限り証拠を収集し、仮説をたて、その仮説が成立しなければ、次の仮説をたて、つぎつぎに新たな仮説の可否を議論し、検討し直し、必要があれば追加の証拠を収集し続け、これを繰り返して、事件の真相に迫る」と書いてあるのを読み、これはサイエンスのアプローチと同じであり、真摯なその姿勢に共感して読み進めています。
なお、この本は以前私が図書購入した人にプレゼントした、「9・11事件の真相」の姉妹篇にあたるもので、ブックレットなので送料込みで700円で買えますから、www.ashura.com/index.html で木村書店を見つけて、注文したら良いと思います。まだ半ばですが教えられることが多く、木村さんの情報綜合への熱情に対して、これがジャーナリズムの原点だと思いました。

5 名前: 相良武身 投稿日: 2004/02/10(火) 22:45
相良です。この書き込みは、冒頭に相当恥ずかしいのを
書いてしまいましたので、後ろにいて欲しいのですが、
反省としてみておきます。
さて、藤原はかせの文章から、ある本の文章を思い出したので
皆様にも、お伝えします。

理論は網である。投げかける者だけが捕らえるだろう。ノバーリス

科学者にとって、科学の歴史、および発見の論理・・・・
誤りを看破する方法、仮説および想像力の使用、テストの
仕方以上に必要なものはない。 アクトン卿

K popper 科学的発見の論理より
です。

6 名前: 藤原肇 投稿日: 2004/02/12(木) 16:49
モサドに乗っ取られたネオコンに操られて実現した、アメリカのイラク侵略の基本的な動機は、大本さんとの対談で私が固執して主張したように、なんと言ってもカスピ海からペルシァ湾にかけて眠る、石油と天然ガス資源の利権だと考えますし、「湾岸危機」で論じたルメイラとキルクーク油田は、大きな獲物としてあると予想していました。
そんな時に「外交官惨殺事件の真相と背景」の最後の部分を読み、キルクーク油田の帰趨が大きな問題になっており、特にユダヤ系クルド人が入植を狙っているという情報を読み、目から鱗が落ちたという印象を持ちました。イスラエルの国旗がナイル川からユーフラテス川まで、大イスラエルとしてのミランダであれば、
これは謎解きとしては絶妙だと思った次第です。

7 名前: 海原波彦 投稿日: 2004/02/13(金) 22:26
 2002年の夏ですから、米軍のタリバン掃討が一段落した頃の話ですが、当時たまたま南米のさる国の国営石油会社の人と話す機会がありました。
 この人は、どちらかというと技術畑の方ですが、「米国のタリバン掃討の本当の目的は、人道と民主主義への挑戦を排除することなどではなく、カスピ海周辺の石油・ガス利権の確保にある」と断言していました(具体的な油田・ガス田名とパイプラインを挙げていましたが、こちらは地理に疎く失念してしまいました)。いわずもがな、これは石油業界の中では当時から常識であり、カスピ海のカザフスタン方面へ出るのか、それともイラク側へ出るのか、それにはどんな経路で、というのが、国際政治の謎解きなのでしょう。

 ともあれ、現在のアメリカが危険なのは、ナチスドイツとの類似性です。
 ナチス高官の写真を見ると、多くが白痴・変質者的な顔立ちをしていて、どうしてドイツという先進国において、知識人を含む大衆が彼らに付き従っていったのか、理解できません。ところが、現在のアメリカも同じ状況に見えるのです。
 ブッシュ氏はどう見ても一人前の大人の顔ではありませんし、ラムズフェルド国務長官は田舎の利権代議士がいいところで、とても一国の国務長官の風采ではありません。
 「実はナチスを操っていたのは、陰にある秘境的なグループだった」という説がありますが、たしかに精神の薄弱な人間・異常者・欲望の強い人間ほど操作しやすいものはありません。
 現在のアメリカも、メディアの表に立っているのとは別の黒幕があると考えるべきであり、JFKの二の舞を警戒し、ゴア氏も立候補を断念したのでしょう。
 クリントン氏の不倫騒動も、この表に出ない勢力による揺さぶりであり、ブッシュ擁立の伏線だったと考えた方が自然です。

 一方、海の向こう側の火事も大変ですが、こちらの泥舟もズブズブと沈みかけています。
 日本国も「国際社会への貢献」などという題目で自衛隊を派遣しましたが、もとより満足な外交能力のない国に、国際社会への貢献などできようがありません。
 狂人達の争いのただ中にのこのこと出かけていき、痛い目をみるのが関の山でしょう。

 先日、三国同盟に徹底的に反対し、太平洋戦争の終戦工作に重要な役割を果たした井上成美海軍大将の伝記を読んでいて、ワシントン軍縮会議の頃を回想した印象的な言葉がありました。
 「いくら頑張って同じ数の戦艦を揃えても、もともと資源も技術力も国としての力が違うのだから、戦をすれば負ける。その分、国庫への負担は少なくて済むのだから、アメリカ、イギリスとの軍備の比率は低い方がいい。
 何とか外交でしのいでいかなくてはならない。
 無理をしない範囲で立派な国になっていくほうがいい(以上要旨)」

 現在の日本にも、井上提督の指摘がそのまま当てはまるのではないでしょうか。
 国際政治の謎解きも興味深いものですが、日本に住む日本人としては、とにかく泥船を立て直すことが先決と思われます。
 現在の日本はいろいろな意味で、企業に例えれば「バランスシートがルーズに肥大した」状態です。弱肉強食の中では、もとより未来の生き残りの可否は分かりようがありませんが、すなわち贅肉を落として、実質的な日本国のサイズを取り戻すことが、自立(自律)と生き残りの最低条件ではないでしょうか。
 次回の脱藩道場では、この点について、藤原博士および道場のみなさま方とお話できたなら幸いと存じます。

8 名前: 亀山信夫 投稿日: 2004/02/19(木) 20:39
海原さん、いよいよ第12回・脱藩道場総会も来月下旬に迫りましたね。そろそろテーマを絞り、参加者に800〜1200文字で雑誌などへの寄稿を書いてもらいたいと思うのですが、今のところ進んで次回総会のテーマを提起してきたのは海原さん唯一人という寂しさです。この現状を見るに、2月14日付の東京新聞の特報「フランス寓話が問いかけるもの」を思い出さずにはいられません。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/link.cgi?url=http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20040214/mng_____tokuho__000.shtml

東京新聞の特報では「茶色の朝」というフランスの寓話を以下のように紹介していました。是非目を通して欲しい記事です。
=====================
 「茶色の朝」というフランスの寓話(ぐうわ)が注目を集めている。日本でも昨年暮れ、邦訳(大月書店刊)が出版された。茶色はファシズムの象徴。原文はわずか十一ページ、声高ではなく「ファシズムの危険は市民の事なかれ主義に潜む」と指摘する。フランスではベストセラーとなり、同国や欧州で台頭する極右勢力の動きをけん制した。戦後初めて戦地に自衛隊が派遣された。「茶色」の危険は日本社会とは無縁だろうか−。
=====================

上記特報の中で、ノンフィクションライターの魚住昭氏が日本の現状について以下のように述べています。
=====================
 例えば「イラク復興支援」という言葉をイラクに派遣された自衛隊の報道に使う。「復興支援か否かが論議になっているはずなのに、報道で無自覚に多用する。何回も報じられるうちに違和感が消え、既成事実化されていく」
 同様に改憲や教育基本法改定など今後、政治焦点となる課題も規定の流れと報じられがちと批判する。
 「正直、この全体主義的な流れは止まらないのではないか。だが、この先には徴兵制が待つ。自分は兵隊に取られないが、子どもたちのために何とかしたい」
=====================

本掲示版を目にする訪問者の中には、子供のいる人も少なからずいると思いますが、そうした子供を持つ親の声を聞きたい気がします。

ともあれ、今度で第12回目の総会になりますが、ここ数回続く活気のなさでは藤原博士に失礼です。よって、次回を最後にして脱藩道場総会の幕を閉じ、後は脱藩会一本に絞るべきだと現在は思っていますが、総会の常連の皆さんはどうお考えでしょうか。


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9 名前: ONE-ZERO 投稿日: 2004/02/21(土) 13:33
来月下旬の総会、出席は日時次第ですが、亀山さんの書き込みの通りとするなら
自分の浅学さを恥じる以外なく、次回で総会休止は仕方ないと思います。
出席できるとすればですが、海原さんの提案を中心に、もっと普遍的なところを
問題にしてもいいのではないでしょうか?食べ物でいえば、中身が腐りきって
いる林檎を店頭に出さざるを得ないという状況がいまの日本だと思うのですが
・・・。

10 名前: ONE-ZERO 投稿日: 2004/02/21(土) 16:40
『財界にっぽん』アップロードお疲れ様です。
脱藩道場の休止、自分の浅学菲才を申し訳なく思いつつ
仕方ないのではないかと思います。ゼロからやり直し、
再開できるよう各自で力を蓄えるのがよいのではないで
しょうか。

大本さんと藤原さんの対談を読みつつ、統一協会(教会)
はcultであり、ブッシュ前大統領夫人が按手礼を受けた
のが事実であれば呆れるばかりです。
按手礼をうけるというのは、伝道者として活動していい
という許可を得たことになるのです。前大統領夫妻は
確か長老派教会に属しているはずですので、事実なら
厳しい処分がでてもおかしくないのですが。
現大統領夫妻はメソジスト派で、これまた厳しいルール
の教派ですので牧師がなにか言わないのがこれまた
不思議です。

アメリカでイラク戦争に反対しているのは、クエーカー、
メノナイト、カンバーランドといった少数の教派です。
書店に出ている書物を一通り目を通しましたが、宗教右派に
関しての記述は調査不足の印象を拭えません。
『ブッシュと「神の国」アメリカ』(日本キリスト教団出版局)
と言う題名だったと思いますが、参考になるのはその本ぐらい
でしょう。昨日、『アメリカネオコン政権最期の強敵バチカン
(KKベストセラーズ)』にも目を通しましたが購入に至らない
内容でした。視点はユニークかもしれません。

魚住昭さんのコメントを読み、今後どうやって生きていけばいい
か真剣に考えなければいけないと思っています。
過日読んだ本の中に、外国でヘブライ語を学ぶユダヤ人のエピソード
がありましたが、このままでは必要に迫られて数ヶ国語を身につけないと
生きていけない状況に追い込まれるのではないでしょうか?

11 名前: 亀山信夫 投稿日: 2004/02/21(土) 17:32
ONE-ZEROさん、脱藩道場総会を単に物理的に開催するだけのことでしたら、早い話が馴染みの会場に電話を一本入れて予約するだけで済みます。しかし、小生が問題にしているのは他の処にあります。ホームページ【市民のための丸山真男】の「中野 雄 著『丸山真男 音楽の対話』(文春新書)を読む」からの以下の引用を読めば、小生の言わんとすることが分かってもらえるのではないでしょうか。

******************************
岩波書店の『丸山真男集全十六巻』や、それに続く『丸山真男座談全九巻』の月報を見ると、生前に関係の深かった丸山真男の教え子たちが、例外なく「丸山先生の談論風発は素晴らしかった」とか、「目から鱗の思いであった」とか、「時間の過ぎるのも忘れて聞き入った」とか、決まり文句のように鏤々述べられているのを目にする。それは事実であったのであろうし、正直に丸山真男を褒め称えているのであろう。しかし、然らばその「談論」は何についてどのように語られたものであったのか、時間を忘却して傾聴した議論とは具体的にどのような内容のものであったのか、何故に目から鱗が落ちたのか、その具体的な中身についてわれわれ一般読者に紹介されたものは何一つない。

残念ながら、彼らは「丸山真男の話が面白かった」という知的悦楽以上に覚えているものが無いのである。元朝日新聞論説委員の石川真澄も、吉祥寺本宅に日参して門前市をなしていた定連客の一人だったが、次のような告白を衆目の前で堂々と吐露している。曰く、「そのジャ−ナリズムへの関心はじつに見事でありまして、年中私どもの気づかないことをぽんぽんおっしゃる。それを帰ったら書き留めておこうと思うのですが、お酒を飲んでしまうので残らない(笑)。いまになってみると、まことにもったいないことをしたと思っています。」(世織書房 『丸山真男と市民社会』 100ペ-ジ)。憎めないと言えば憎めない話だが、このような無造作な一言が、どれほど深く丸山真男読者の心を傷つけるか、一度でも想像されてみた経験があるだろうか。

石川真澄は、さらに「先生の本店の方の処女作である『日本政治思想史研究』は、私にはちょっと歯が立たないという感じなのですが、「あとがき」はすごいと思いました」(岩波書店 『図書』1995.7 5ペ-ジ)などと、これまた何の衒いもなく自分の真実を告白してくれている。新聞記者の辞書には赤面と臆面の文字が無い。石川真澄だけを責めることはできないが、結局のところ吉祥寺本宅に門前市をなして連なっていた自称「門下生」の多くがこのような軽薄なものであり、不世出の碩学と膝を交えて酒を飲むことで自己の名誉欲を満足させ、いっときの気分爽快を得ていたのである。定連客たちの吉祥寺詣では、自慢話の仕込みを兼ねた宴会に過ぎなかったのであった。あの三流政治評論家で小沢一郎広報官の岩見隆夫が(筑紫哲也と石川真澄と共に)『「文明論之概略」を読む』の読書会に一年間出席したなどと、そんな白々しく悲しい話を一体誰が信じられるだろうか。

一昨年放送されたNHK教育テレビの『丸山真男と戦後日本』では、ご覧になられてご記憶の方も多いと思うが、ただ一つだけ動く丸山真男が登場する部分があった。神田の如水会館で丸山真男を囲んでの小さな学習会が開かれた折に、参加者が携帯式ビデオレコ−ダで撮影した録画の一部が放送で流されていた。その中で視聴者は信じられない光景を目にする。丸山真男が訥々と話をしている最中に、隣に座っている中年の男が赤ら顔で、会議室の給仕に「ビ−ルのお替わり」を注文している映像である。このシ−ンに私は思わず絶句した。息を呑み、その息が喉に詰まり、息苦しくなり、そして悲しくて惨めで堪らない絶望的な気分になった。

丸山真男の講話を酒の肴にして、上機嫌で杯を重ねている「門下生」の男。それを知ってか知らずか、粛々淡々と話を続ける孤独な白髪の丸山真男老人。岩波書店の『丸山真男集』や『丸山真男座談』の月報には、毎回のように「門下生」たちによって語られる神話の一節があった。曰く、「晩年の丸山先生は新聞雑誌の取材には頑として応じなかったが、そのかわり市民たちの催す小さな学習会には必ず病躯をおして出席した」。病躯をおして出席した小さな学習会で丸山真男を待っていたのは、丸山真男の講話を肴にして酒盛りを楽しむお気楽な「市民」たちであったのである。
http://jbbs.shitaraba.com/bbs/link.cgi?url=http://www2s.biglobe.ne.jp/~MARUYAMA/book/nakano.htm
******************************

「丸山真男」の箇所を「藤原肇」に置き換えてみてください。


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12 名前: 亀山信夫 投稿日: 2004/02/21(土) 17:49
上記投稿“11”の追記:

小生も、「藤原肇の講話を肴にして酒盛りを楽しむお気楽な市民」の一人であると、藤原ブッククラスターから批判されても反論できる立場にありません。


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13 名前: ONE-ZERO 投稿日: 2004/02/22(日) 00:09
亀山さん、趣旨改めてわかりました。多謝であります。当方も大きなことを
言える立場にはありません。

14 名前: 海原波彦 投稿日: 2004/02/23(月) 20:47
 今後の脱藩道場ですが、やはり秋と春になれば藤原博士が来日するのでとりあえず集まる、というのは、本来の在り方ではないですよね。
 こちらでテーマがあり、それなりにまとまったので、博士にも来ていただく、というのでないと、本末転倒になってしまい、亀山さんのご指摘ももっともだと思います。
 それと会のお世話役を、もっぱら亀山さんにばかり頼ってしまっていることも反省しています(藤原博士とのご連絡なども含め、目に見えない所で大分お世話になってしまっています)。
 はやり今後は、こちらでテーマ設定と論拠を濃縮していく作業もなしに、「棚ぼた」式に藤原博士に来ていただくのは失礼ですから、とりあえず掲示板でのやりとりは継続していくとして、ある程度、参加者の論陣が固まった所で、博士に来ていただきディスカッションという形態にした方がよろしいのではないでしょうか。

 次回の道場のテーマですが、前々回の「日本の回転軸」とも関係しますし、日本人が「自立(自律)」するための方策についてお話合いができたならと思っています。
 と申しますのも、よく日本の国政は村政治と言われ、あるいは藤原博士も「退嬰的」と述べられていますが、ある意味、現状ではこれは仕方がないことだと思っています。
 これは、度々道場でも話題になりましたが、事実上、日本は米国の属国ですから、国政レベルでも実は米国の州以下のことしか求められていないし、決定することはできないようになっているからでしょう。
 「状況が人間をつくる」という言葉がありますが、名目は国政でも、実質は州以下で、村レベルのことしか決められないので、それ以上の人材も育ちようがないわけです。
 かといって、国粋的に反米独立を叫んでみても、こちらも時代錯誤でしょう。
 ではどうしたらいいのか?
 一つ言えるのは、もはや「国家」は従来思われているほど強大な存在ではなくなってしまっているのではないかということです。
 実際、多国籍企業のように、企業が国家の枠組みを超えてしまっているケースはたくさんありますし、官僚自身が制度疲労を起こして、かつての自信を失っています。
 むしろ、「国政」という枠組みを動かそうとするより、個々の日本人が動き出すことで、結果として日本社会も動いてしまう、という方向で行動した方が早いのではないかと思っています。
 その具体的な方法については、次回、書き込ませて頂きたいと思います。

15 名前: 尾崎清之輔 投稿日: 2004/02/23(月) 23:42
まったくもってお恥ずかしい限りではございますが、小生も「お気楽な一市民」と
批判される立場にあることは確かです。
別スレにもございましたように、小泉首相の留学時に関する話題については、
どうやら週刊ポスト誌が数週間に渡って連載を行っているようですが、
この程度ことさえヒントの形であっても書けないのが、他の殆どのマスコミの
現状であり、仮に今後何らかの形で出てくるようなことがあったとしても、
その頃は実質的に用済みとなった人に対する単なる卑なるスキャンダルとして、
肝心な件から目を逸らすために使われることは間違い無いでしょう。

16 名前: 相良武身 投稿日: 2004/03/08(月) 22:21
小泉首相の話が、続くかと思ったところ、また秘書疑惑が出てきました。
学歴詐称のお話がどこかえ消えてしまいました。
大体、こんな問題は、当たり前になっていたことを
蒸し返すだけで、誰でもやっていたことでしょう。これを
追いかけるのはそれなりの筋書きがあってのことでしょう。
ただ、あるHPでは、具体的に表現しています。最近株価が
上昇しています。業績回復とのことですが、会社はのこるが
社員はまったく、潰れた状態になっています。
おまけに、一日中、PCno前で売買している愚か者が
増加しているようで、先は真っ暗闇に他なりません。

気がつけば、もうすぐ彼岸です。藤原さんが日本にくる時期です。
私自身は、身に降りかかった火の粉を払うので時間が取れません。
この閉塞の「状況を何とか、抜け出そうとすべく、日々過ごしています。

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